同じようなものを2案出したってしょうがないので、目線を変えて2パターン出すことが多いと思いますが、他社さんはどうされていますか?
たとえば企画書の段階で、メニューなどの位置や、利用する画像、イメージカラーがガチガチに決まっている場合、2パターンの雰囲気を変えるのって、なかなか厄介ですよね。
うさこの会社では、イラストを使ったデザインを行うことも多いです。
とはいえ、固めの企業様では、あまり可愛らしいイラストだと、企業イメージが壊れてしまうでしょう。
そういう時に重宝するのが、ライン無しのイラストや、人物だとシルエットです。
ライン無しで、イラストレーターのグラデーションマップを利用してイラストを描くと、あまり安っぽくないイラストになります。(その分描くのが面倒ですが。)
また、ベクトルデータなので、有る程度きちんと描いておけば、多少の拡大にも耐えられます。
印刷も利用可能かも。
人物の場合、イラストにするとタッチによって極端にカラーが固定されてしまうので、企業としては使いにくい場合も有ります。そういった場合は人物のシルエットを利用すると、安っぽくならずに使えます。
写真と違って、「あ、他の会社と人物が被っている!」という心配も有りません。
イラストは描くのが面倒ですし、本来別費用となる所をデザイン費用に含めてしまうのは、やや持ち出し感がありますが、イラストをうまく使ったデザインで、デザインの幅を広げることが出来ると思います。
イラストが苦手な方でも、上記の人物シルエットや写真をベースにしたグラデーションマップのイラストは難しくないので、「デザインパターンが思いつかないなぁ」という時は是非一度チャレンジしてみて下さい。
イラストは描き貯めると社内素材集が出来ます。
イラストは素材集を使わず、描く、という方針でやってきたのですが、うさこの所属するトゥーウェイズでは、既に900を超えるイラストがデータベースとして検索可能です。
博物館の配布資料に使われたリアルなものから、ドット絵まで多種多様です。
そうやって描き貯めると、新たに描き起こさなくても、過去の制作物をカットなどに使うことも出来ます。
今年中には1000点を超える見込みです。
カテゴリ:デザイン・画像加工