会社サイトのコラムでmovableTypeの功罪という記事を書きました。


書いた後に気付きました。
ああ、これがナナロク世代なんだ。

ナナロク世代って何でしょう?
web業界に身を置く人なら一度は聞いたことがある言葉だと思います。
web業界をひっぱっていたり、web業界で起業している人は、1976年前後に生まれた人が多いです。
この世代のことをナナロク世代と呼びます。
トゥーウェイズというweb制作会社を立ち上げている私も、1977年生まれ。
ドンピシャナナロク世代です。
(正確には浪人しているので、大学は1978年生まれの方々と同じ学年です。)

コラムの方に書いたのですが、今は個人で情報発信と言えばブログやSNSがメインになりましたが、windows95がでてからMovableTypeがでる2002年までの間は、個人制作のホームページ、というものがとても活発だったんですね。(MacだとiMacで盛り上がりました)
ナナロク世代は、その丁度一番個人サイトが盛んだった時期に、大学生なんです。

うさこは理系で実験なども多い学科ではありましたが、それでも社会人時代よりずっと時間がありました。
大学生って時間にもお金にも一番余裕がある時期だと思います。
その時期に個人サイトが活発だったというのはとても大きい。
どんどん突き詰めて、趣味を極めていっただけなのに、結果的に将来の仕事のスキルが上がって行ったのです。

さらに言えば、ドンピシャ就職氷河期世代です(苦笑)
77年生まれの年が4年生大学を卒業する2000年は、一番求人倍率が低いんですね。
普通だったら入れる会社よりずっと条件の悪いところでの就職になってしまう人が多かったです。
毎年新卒を採っていたのに、この年は採用が無い企業も沢山ありました。
その中で、IT系・web系はそれなりに募集がありました。
文学部卒業でSEで就職した人も沢山いました。

また、あまり会社や人に頼るということを考えなくなった世代だと思います。
社会はこの世代を見離した様に感じました。
同じように社会に期待をしなくなった人は多いと思います。
今になってロストジェネレーションがどうこう、若者の消費がどうこういわれても知ったこっちゃ無い、って人は沢山いるでしょう。

こういったことが絡み合って、webでの独立精神旺盛な世代が形成されたんじゃないかなぁと、私は思っています。


他のナナロク世代の方はどう思ってるでしょう。
そんなの知ったこっちゃ無い、かな。

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カテゴリ:ひとりごと