5/28にAdobeから販売になる、Creative Suites 5。
CS5では、web制作に携わる部分(Web Premium)が一番大幅に変わりました。
従来1点しかなかったFlash系のアプリケーションが、今回は3点になったのです。

そんなweb制作者が注目のFLASH三兄弟、今回は次男(勝手に次男と思い込んでます)のFlash Professionalを利用しての感想を書いて行きます。

ちなみに、Flash Professionalは日本語体験版が無かったので、英語版を使いました。


■iPhone Appの制作
多分、web制作をやっている人間が、Flash Professionalに一番の期待を寄せていたのが「iPhoneアプリの開発」……ですよね?
CS5発表の日に、合わせたかのように発表された規約変更でこれが使えなくなってしまいました。

が、体験版を見ると、プロファイル設定の所にiPhoneという項目はありました。
体験版と言ってもシリアル入れたら動くものなので、製品版にも残るでしょう。
自分用のアプリを自分で楽しむ分には大丈夫かも?よく解らないけど。

残念ながらPackage for iPhoneの開発は中止されましたが、その代わり(?)にAndroidにシフトして、Adobe AIR for Androidというものが発表されています。

CS6はAndroidですね。来年末くらい?


■TLF(Text Layout Framework)テキスト機能の強化
印刷系デザイナーの方には、Illustratorのように直感的なレイアウトができる、ということでFlashが好きな方も多いのですが、そうなってくると不満なのがテキストの扱い。細かい所まで設定しにくいんです。
そのテキストが、大きく刷新。

◇テキストボックスの連結が可能に
IllustratorやInDesignでは当たり前の機能ですが、Flash Proでも使えるようになりました!
こっちのテキストを1文字増やしたらあっちのテキストを一文字ずらして……なぁんて作業が不要になりました。ちなみに、縦書きも対応です。

◇テキストボックスで複数カラムが可能に
テキストボックス内で、段組みが可能に。縦書きで利用したら、新聞みたいなレイアウトも簡単にできます。

◇縦中横(TCY)
英語版にはありませんでした。日本語版だけの機能なのかな?
縦書きレイアウトの時に「10人」って書こうとしたら、Flashでは、当然(?)
1
0

となります。けれどこれは普通の印刷物では、
10

とされます。この数字(とか、「cm」とかもかな)のように、縦書きの中で、横書きを入れる機能を「縦中横」といって、印刷系の方には当たり前に使ってらっしゃるものです。
これがFlash Proでも使えるようになったようです。(英語版でもできるのかな???)

◇その他
沢山!パネルが倍以上に伸びてるんで、書ききれません。
Classic Textとして、以前の形のテキストも使えます。

全体的に印刷物と同じようなものをFlashで実現したい時に便利な機能がたっぷりです。


■カラーピッカーの変更
これ、Adobeのサイトのどこにも書いてません。ぜんぜん目玉では無いんだと思う。
だけど、個人的には結構嬉しい。
カラーピッカーが、マクロメディア系のものから、Adobe系のもの(Photoshopと同じ形)に変更されています。
欲をいえば、「webセーフカラー」のチェックボックスもほしかった!
けど、十分嬉しい変更でした。


■ライブプレビューとキューポイント(ビデオ)
ビデオ読み込み時に「外部ビデオを再生コンポーネントとともにロードする」を選択したときだけ使える機能のようです。

動画が、プレビューできるようになりました。
右クリックで再生させたり、一時停止ができます。

キューポイントをつけるのは、パネルもありますし、右クリックでもつけられます。
キューポイントを使うことで、動画に合わせてFLashのアニメーションを動かしたり、吹き出しかぶせたり、といったことが、とても楽になります。


■コードスニペット
Action Script 3.0がでてから結構たっていますが、まだデザイナー側の人の中には、ActionScript2.0のまま、足を踏み出せてない人が多いんじゃないでしょうか?
そんな方がAS3に足を踏み入れるお手伝いになるのが、コードスニペット。
DreamWeaverにあるスニペットと同じように、よく使うパーツがあらかじめ登録されており、それを使うだけで、難しいスクリプトを書いてくれるのです。

たとえば、別のURLにジャンプするというスクリプトは、AS2までだと

getURL("url","target");

でかけましたが、AS3になると変わりましたよね。
コードスニペットを使うと(すみません。英語版なので、説明文が英語です。)
ポチッと押しただけで、

/* Click to Go to Web Page
Clicking on the specified symbol instance loads the URL in a new browser window.

Instructions:
1. Replace http://www.adobe.com with the desired URL address.
Keep the quotation marks ("").
*/

button_1.addEventListener(MouseEvent.CLICK, fl_ClickToGoToWebPage);

function fl_ClickToGoToWebPage(event:MouseEvent):void
{
navigateToURL(new URLRequest("http://www.adobe.com"), "_blank");
}

こんな風に、スクリプトと、その使い方を書き込んでくれるのです。
ボタンにインスタンス名をつけて、urlを書き換えるだけで利用できます。

■xfl形式での保存
今までは、FlashProfessionalは、「fla」ファイルでのみ保存できましたが、今回は、XML形式の非圧縮ファイル(.xlf)で保存できるようになりました。
ライブラリの中の画像データ等もフォルダに入って、そのまま見えます。直接画像だけ入れ替えちゃったりもできますね。
flash上での画像の入れ替え、ポチポチ更新ボタン押すのが面倒なんですよね〜。
バージョン管理にも便利っぽい。


■Flash Builderとの連携
FlashでAction Script3.0での開発をするとき、ドキュメントクラス作って、スクリプトかいて〜の作業が、Flash Builder側に
うつってできるようになりました。
Flash Builderの方が、クラスガシガシ書くのは随分楽です。

■こまごま
パターン描画ツール強化(英語版ではDecoToolだった)、ボーンツールにスプリングプロパティ、エラーがちょっぴり親切に。コードヒントにカスタムクラス。

■Device Central
CS4でもかなり機能強化されてましたが、ますます使いやすくなりました。
まず、地味に便利!と思ったのが、webレンダリングで、Device Profileが自由入力できるようになってます。
携帯サイト構築時に、絵文字等を利用する場合、キャリア判別を行って、そのキャリア毎のページを見せたり、処理を行いますよね。
そのキャリア判別って、ユーザーエージェントに「Docomo」が含まれたらiモード用のページで……といった判別を.htaccessなどでしてると思います。
このユーザーエージェントを自分で変更できます。
ためしに、以前仕事で作った.htaccessによるキャリア判別をつかった携帯サイトに接続してみましたが、ちゃんと携帯キャリア別のページを表示しました。

それ以外にも、回線パフォーマンスのシミュレーションなども可能で、細かい確認がかなりPC上でできるようになっています。
絵文字は残念ながら今回も非対応っぽいです。
もし、もし、もし、日本語版で絵文字対応してたらバンザーーーイなのですが。

別に携帯だけに限らず、デバイスには、PSPなどもありました。
これからタブレットPCだの、いろんな形のデバイスがでてくると思うので、表示確認にありがたいですね。

あと、CREATEというメニューに、「EZ Menu」や「Chaku FLASH(着フラのこと?!)」があったので、そういったコンテンツを作るのにも便利そうです。

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今日も長くなりましたが、いかがでしょうか?

Flash Professionalは、webデザイナーの方でも結構使ってらっしゃるツールだと思います。
AS2を使ってたデザイナーさんには、コードスニペットを活用してAS2から是非脱却して欲しいなぁと思います。

Flash Player10、AS3、共に早いですよ〜。

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カテゴリ:FLASH/FLEX/AIR