何かと騒がしくなってきた、電子書籍の世界。
iPadを購入したので、ちょこちょこやってみました。

ePub(いーぱぶ)というのは標準化が進められている電子書籍の形式。
簡単にいうと、ePubはxhtml1.1とcssを利用して作ります。
○○.epubってファイルになるけど、これは実はzipファイルで、拡張子を.zipに変更したら、解凍して中味を見ることもできます。
いろんなファイルがありますが、見たまま解りやすく、htmlファイルとcssファイルが入ってます。
フォントの埋込を行う場合は、フォントのサブセットも入ってます。

InDesign CS5ではePub書き出しができるので、チャレンジしてみました。


InDesignは、htmlと同様、スタイルを設定し、文字の外観等をスタイルを適用させます。
(直接外観を変更することもできるけど、普通はやらない。)
段落スタイル、という設定があって、これがpタグと、クラスに対応します。
スタイル名に「paragraph」ってつけておけば、ePubに書き出したあとは<p class="paragraph">ってなります。
webやってる人ならはは〜ん、って感じですよね。

何も設定しなくても、「基本段落」という項目があります。
これは、ePub書き出しをした時には「generated-style」というクラス名になります。


◆InDesignからePub書き出しをする時の注意点

【1】スタイル名、画像ファイル名は半角英数字で。
画像ファイル名は文字化けして、読めなくなります。
画像自体は、キチンとEPUBに合う形に書き出してくれます。
psd使っててもjpegにしてくれます。

【2】書き出し時のCSS設定に注意
「CSSの作成」の「ローカルオーバーライド」は、スタイル設定でオーバーライドしたものが、全部新しいクラスになって書き込まれます。
正直htmlやcssが汚いです。
また、「埋め込みフォントを含む」は小塚ゴシック以外、落ちてしまうみたいです。(酷い)

【3】書き出し後のhtmlを編集します。
.epubの拡張子を.zipに変更して、htmlを編集しましょう。(必須)
タグにいちいち言語が書かれていると思うので、これを全部削除
<p class="paragraph" xml:lang='ja'>
このままだと化けるので、頭にある
<html xmlns="略">

<html lang="ja" xml:lang="ja" xmlns="略" >
に変更します。

【4】cssも編集しましょう〜。
表組等、スタイルシートで線をつけないと真っ白です。
回り込みなんかもちゃんと設定し直さなければなりません。
このあたりweb制作者なら問題ないですよね?


ざっくりこんな感じ。(ざっくりしすぎ。)
手を加えることは絶対に必要(特にcss)ですが、ePubに必要なファイルはガッツリ書き出してくれるので、1からテキストファイルで作るよりは断然楽です。
肝はInDesignで組む時に、いかに後々のことを考えて組むか、ですね。


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ただ、一つ注意しておくべきことは、ePubは、テキストメインの読み物に適している、ということです。
雑誌等のレイアウトの凝ったものには向いてません。
ブラウザ同様、文字サイズが変わるとレイアウトが変わるからです。

なので、凝ったデザインの書籍はPDFの方が良いだろうなぁと思います。

もしくはWiredみたいに、アプリとして作成するか、ですね。

InDesignから、この夏だかにiPad書き出しができるプラグインがでるみたいなので、そっちに期待したいです。

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カテゴリ:電子書籍