サイズ比較
最近、CMなんかでも出て来るようになって、制作でなく一般の方でもちょっと興味が湧いてきたんじゃないかとおもう、電子書籍。
いろいろあるけどどれが良いかわからなーい、ですよね?

iPadやiPhone、スマートフォンなど、カラー液晶端末で読めると思ってる方もいると思いますが、小説など、文字が主体の本を読むことを考えていらっしゃるなら、断然、モノクロのEインク端末をお勧めします。

液晶端末は、明るいところで反射して読みにくいのと、目を酷使するため、電車等で酔う(体調が悪いと、自宅でもページめくりのアニメーションで酔う)という経験があります。
液晶の場合、透過光を直接見続けるので、疲れるんですよね。
もちろん、雑誌等の、カラー写真が多用されているもの、動画が埋め込まれているものに関しては、液晶端末ですが、文字を主体としたもの、長時間読み続けるものは紙と同様の反射光の方が、随分読みやすいです。

私は、雑誌はiPad、小説はEインク端末、と使い分けています。

これから購入を考えている方にはあんまりなじみがないだろう、Eインク端末を複数持っているので、比較・ご紹介いたします。


Kindle


2010年秋に発売されたキー付きのKindleです。3Gでなくwifi対応。
ここで正式に日本語対応。
日本からもAmazon.comを通じて購入することができました。
初めてEインクに触れて感動!!
キーがあるので文字はうちやすいですが、十字キーが狭くておしづらいです。
洋書用だったのですが、辞書を使うのに、カーソルを十字キーで移動するのが面倒でした。
アメリカ人の大きな指であれが使えるんだろうか……?
それ以外は大して不満がなかったんですが、20cmくらいの高さのクッションから滑り落として壊れました………。

洋書は紙で買うと時間かかるし高いので、端末を購入してからは、Kindle Editionで購入しています。

私が持っている中では、この端末のみ電源プラグがついてて、USBでなく、コンセントからも充電できます。便利。他は別売りなので買ってません。

待機画面
待機画面。見ての通り、画面の上の方が壊れちゃいました。
PDF表示
自作のPDFを表示した状態。
epubをmobi
自作のepubデータをKindlegenを使ってmobiに変換したもの。

Kindle Touch


2012年上記のKindleが壊れたため購入。
日本からは買えないので、知り合いが輸入業者を使う時に、便乗して購入させてもらいました。
今度は3G対応にしたので、Kindleから直接書籍を買えて便利。
3Gといっても、通信費用が月々かかるわけではありません。
書籍購入時にちょっと上乗せ費用がかかります。

Touchになって、操作がほぼタッチパネルなのだけど、これがとってもストレスフル。
なんか思うように動かないんですよね。
ちょっと残念。あと、鞄にそのまま入れてると勝手にページめくられて困りました(笑)
キッチリ電源切ってからしまいましょう。

多分、近々日本でも発売なのかな?
(※2012年10月24日、日本ではKindle Paper Whiteという機種が発売と発表されました。)
読書以外では、PCからPDFを放り込んで、校正の時の原稿表示なんかに利用しています。
USBで繋いで端末にデータを放り込めるのは全ての端末で共通です。

Touch待ち受け
待ち受けはこんな感じ
Touch書籍
書籍を読んでるのはこんな感じ
Touch購入
3Gなので、お出かけ先でもこんな感じで本を買えちゃいます。旅行に便利そう。

Reader (SONY)


2010年発売の、小さい方。http://www.sony.jp/reader/products/PRS-350/
大きい方はSDカードが使えたり、最近だとwifiや3G対応もあります。
先に書いちゃうけど、これが一番気に入ってます。
【理由1】サイズ!
基本的に小説は文庫本まで待つ人間なので、文庫サイズがちょうどいい。サイズも、重さも。
デザインも綺麗なピンク(他の色もあります)
【理由2】操作性
Kindle touch、koboを触ってつくづく思うけど、タッチパネルに全ての操作をゆだねる、ってすごく不親切。
Readerはタッチパネルに頼らず、ちゃんとハードに5つのボタンがある。
ページめくり、文字変更、オプション表示がボタンタッチで可能。
詳細の選択だけタッチパネル表示になる。
任天堂のDSなんかでも感じるんだけど、きちんと考えられたUIはストレスが少ない。

デメリットとしては、初期画面立ち上がりがややもっさり。(読んでる時は感じない)
Kindleに比べて、バッテリーの減りが早い。
この程度かな。当初Macで使えなかったけど、今は使えるし。
実際に所有している人に聞いても、Readerは気に入ってる、って人が多いように思う。

カバー
カバーも気に入ってます。ライト付きもあり。
待機状態
待機状態
電源on
初期画面
ペン付き
右上にペンもついてます。
書を読む
書籍こんな感じ。ノノカギだ!
オプション表示
オプションボタンを押したところ
文字サイズL
文字サイズ変更ボタンを押してLにしてみた
絵も描ける
ペンで絵もかけます。


kobo


2012年購入。楽天から発売されました。カナダの会社を楽天が買収したそうな。
Kindle Touchと同じく、基本操作が全てタッチパネルなので、ちょっとストレス。
デザインはシンプルでかわいいと思うけど、せっかくの色が背面のみなのはちょい残念。
多分、特筆すべきはフォントが選べるってことだと思う。
自分の好きなフォントをいれて読めたら良いよねぇ、と。
そのうち電書用フォントとか発売されるのかしらん?

メリットは楽天アカウントで購入ができること。
楽天アカウントはかなり持ってる人が多いと思うので、ソニーリーダーストアなんかに比べて敷居が低そう。
ただ、ゼロ円のはずの青空文庫が、koboから買おうとしたら、なぜか一円。
なぜだろう?

そんなに世間で言われてる程悪くないと思いますが、Touchのストレスはどうしてもあります。

起動中
起動中画面。これを勝手にコボちゃんと名付けました。
本……
トップ画面。タイトルも表示して欲しい……
表示
本を開いたところ。さて、どこタッチしたらオプションが表示されるんだろう。
文字の選択
行間なども設定できるようですが、これはグレーアウトで設定できず。謎
フォント選択
フォントが選べます。日本語フォント選んでないと、大変恐ろしい表示になりました。


以下、ついでに

iPad


雑誌関係はiPadで閲覧してます。iOS5から搭載のNewsStandがイイ感じです。
雑誌の定期購読でかなり安くなったり、動画や音声もあって、コンテンツ的に雑誌より充実感があります。作るの大変そうだけど……。
iPadと文庫本
ニュートンです。
iBooksAuthor
iBooksAuthorで自作された漫画の閲覧。左綴じなので違和感。
iPad書籍
iBooksで普通の書籍を開いたところ。まだiBooks Storeが日本でオープンしてないのよね。

iPhone・iPod Touch


小説などの文字を延々と読むのはキツいと思うけど、実用的なものなら、持ち運びやすいので便利。
ってことで、手前味噌ですが、制作したアプリ型書籍紹介
らくらく自転車マップ(京都編) - two-ways Inc.
らくらく表紙
表紙
らくらく中身
画像とあわせてならアリ。文章が比較的短いニュースまわりも大丈夫そう。
iPad miniも発表されましたが、正直中途半端……これがRetina Displayだったら良かったのだけど、1024×768だと一番はじめのiPadと同じですが、この解像度ではA4のPDFの文字は潰れて読めません。
電子書籍用途にはきびしいかな。



写真テキトーにとってテキトーに切り抜いたので、あんまり綺麗じゃなくてごめんなさい。

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カテゴリ:電子書籍