Unknown


結婚して4年、不妊治療をはじめて1年、ようやくちびうさがお腹にやってきたのですが、地球にはおいしいお餅がなかったと、月に帰っていってしまいました。
明日手術でお別れです。


不妊治療や妊娠、流産して私が驚いたのは、世の中にはこんなにもそれらに関するブログやwebサイトがあるんだな、ってこと。インターネットで世の中がつながったとは言いますが、自発的にキーワードをいれて検索しない限り、それらが自分の目に止まる機会はめったにありません。

治療のブログも沢山の人が書いているけれど、ほとんどが匿名でした。
だから拡散されることもなく、ただひっそりと気持ちの整理のために成立しています。
だから世界は交わらず、知らない人は知らないままで終わっていく。

えーい。書いちゃうぞ。

■知っておいて欲しいことその1。
不妊のカップルの約50%で男性に原因あり。約70%で女性に原因あり。その他原因不明。
男の人って自分は関係ないって思ってる人が非常に多い。
男はいくつになっても大丈夫、って思ってる人が多いけど、逆に言ったら年齢にそれほど影響を受けない分だけ若くても駄目な場合は駄目なのかもしれない。

■知っておいて欲しいことその2。
いつ病院に行くかの予定が立てられない。
基本は女性の月経周期に合わせて治療を行います。たとえば生理が来たら5日目に来院とか。
先の予定が全然立てられません。私は周期が安定しているのでまだマシだと思いますが、それでもセミナーとかイベントとか、申し込めなくなりました。(平日昼間のものは行ける)
体外受精になると、採卵の周期で自己注射をしない人は毎日通院、私は自己注射にしていましたがそれでも2〜3日おきに通院です。しかも毎回採血とか。ふらふら。

■知って欲しいことその3。
女性の身体の負担がめちゃくちゃ大きい。
うちは原因不明で、夫側は問題なし、私も問題は不明って感じなのですが(多分ピックアップ障害?)、夫が受ける検査って1日だけ。私は検査だけで5回くらい。
通院も、夫は周期に1回だけ。私は普通4回くらい、体外受精の採卵周期では多分月7回くらい(前述の通り、自己注射だから少ない方です)
これは男性側に原因がある場合でもだいたい同じです。女性側の負担がほとんど。
あと、ホルモン系の薬が多いので、副作用がキツいです。頭痛と吐き気が酷くて、薬を変えてもらったりしました。

■知って欲しいことその4。
お金の負担がめちゃくちゃ高い。
人工授精で月3万円くらいだったかな。体外受精は採卵、受精(受精卵の栽培?)、移植でだいたい60万。
採卵で15万、移植で7.5万の助成金があるけど、それでも30〜40万くらいが自己負担です。
助成も6回までだし。
可哀想と思ったら発注ヨロシクです(チャッカリ。といっても受注が増えても給料は増えない)

■やっていて良かったこと。
仕事。仕事続けながらの治療は大変だってのは身をもって知っているのだけど、それでも仕事しているおかげで思い詰めずに治療に通えてると思う。
子宮ポリープ除去の手術でほぼ1日休んだのと(それでも17時に出勤)、採卵、卵管造影検査で午前中休んだの以外は、30分の早退を何度か、というだけでクリアできています。移植と明日の流産手術は土曜なので仕事に穴もあけず。
働いてなければ費用がだせないのもあるけど、精神的安定のために仕事は大事。
ただ、会社や病院の方針によっては続けられないのかなぁと思ったり。
私の通っているところは18:30の回がラストで、定時ならなんとか間に合う。土曜もあるし。

■密かにやっていたこと。
回りがお年頃なので、年賀状は見る前に心の準備をします。
妊娠を知らされてなかった人からいきなり産みましたーってくるので。

■ムッとしたこと。
一人目を自然に妊娠した人が「私も二人目は治療が必要かもしれないので、参考になります」と言ってきたこと。
採卵直前に夫が風邪をもらってきてうつされたこと……。(毎日の自己注射のストレスと、ものすごい副作用がある時で、これが全部パァになるかもと思ったら泣けた)

■嬉しかったこと
不妊治療していることを知ってる友達に初期流産をメールで伝えたら、電話をかけてきていたわってくれたこと。
夫が関西人だからか、ユーモアある反応で深刻になりすぎずにいれたこと。
エコーで赤ちゃんが見えない、って言ったら、「ステルスモードやな」と言われて思わず吹いた。
ハーゲンダッツのお餅のアイスが入手できなかったから、月の餅食べに月に帰ってしまったんだなぁと二人で納得した。

■幸せだと思ったこと
夫がすごく協力的だったこと。
夫が非協力的で治療ができない夫婦も結構多いってきくし、クリニックの問診?でも夫の協力がどのくらい見込めるかって項目があった。その点恵まれてたと思う。(採卵直前の風邪以外は!)
精液検査に行ってもらわないといけない時に「めんどくさい」って言われたらどうしよう、って思いながら検査の話したら、「何したら良いの?」って軽く言われて泣きそうになった。
あと、治療に通うことで同じ目標をもったからか、ますます仲良くなった気がする。(ノロケ)

■知ったこと。
不妊に苦しんでる人は多いなぁと。カミングアウトすると、僕も私もと結構みんな語ってくれたり。
男の人は知らない人が多いけど、やっぱり体験している人はよく知っていて、夫の会社にも経験をしている方が何人かいて、理解があるのがありがたい。

■親のこと
私は母親の結婚した時からの子供はまだかコールが本当に嫌で、治療のことも妊娠のことも流産のことも一切いってません。子供ができても母親には抱かせたくないってくらい恨み残ってます。
子供を産み育てたことが自分の存在価値なんだろうけど、子供は他の人格を持つ人間だから干渉するなと。
回りの友達にも聞いたけど義母も実母も何も言わないって人が多くて正直すごくうらやましい。
義父が言うのは軽く流せるんだけど、母親の子供コールだけは耐えられません。

■不妊様って言葉もあるけど
私の場合は他の人の妊娠を妬んだりはないなぁ。
胸がツキンとなることもある。それは自分は無理なのかな、を思いしらされるからで、その人にマイナスな意識を持つ訳ではない。
変に気を遣って妊娠を自分にだけ教えてもらえないっていうのはめちゃくちゃ傷つくので普通が一番!
ただ、女の子が良かったのに〜〜!、とか言ってるのを聞くと、ちょっといや〜な気持ちにはなる。
「大丈夫ですよ!上手くいきますよ!」などの楽観的な言葉は正直プレッシャー。「上手くいくと良いね」とかは素直に嬉しい。

■しみじみと
都会のわりと真ん中らへんに住んでて仕事場も近いからできたことかもしれない。
実家に住んでたら多分治療自体不可能だったな……。

■きっかけ
治療に行ったきっかけは仕事で周産期の産婦人科医、小児科医のインタビューをしたこと。
話の流れで私も病院行かなくちゃと思ってるんですよ、と話したら、不妊治療のクリニックを紹介してもらえました。
行きたい、行かなきゃと思いつつも、結婚から3年行けなかったのは、どこ行っていいか解らない、きっかけがつかめないetc..
でも通うなら正直1才でも早い方が良いんだよね……今年38になるのですよ私。
子供が一人って選択肢は私の中にはないので、早く早くってあせりはあります。
「いつか行く」なら1日でもお早めに……。



なんだかんだいろいろ書きましたが、みなさま不義理でごめんなさい。
養子も頭の片隅に浮かびつつ、もう少し頑張ってみます。

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カテゴリ:ひとりごと