25日目の記事です。
忙しすぎて1記事しか書けず……。
溜まっていく写真たちよ……。
(毎年同じこと書いてる)
去年に引き続き、自分が今年手掛けたパッケージになります。
京都にある京煎堂さんというお煎餅中心のお菓子屋さん。
ココナッツを使った「京ここ。」というお菓子があります。
和菓子のお煎餅の中に一つだけポツンとラインナップされている「京ここ。」は、お煎餅というよりもサブレ。
ちょっと寂しいし仲間が欲しいということで、社内で研究されてほんのり塩味のアーモンドのサブレも作られました!(私も試食だけ参加!)
塩も各地から取り寄せて研究してましたよ。採用になったのは沖縄の雪塩。
せっかくシリーズになったから、シリーズ物としてのパッケージを作りたいね、ということで、ここから私の出番。
ネーミング
まずは、シリーズということなのでネーミング。
「京ここ。」には「モーニング娘。」よろしく「。」がついてるのでこれはつけなくちゃ。
「京ここ。」だから「都」が入るものがいいな。二つ合わせて京都。うん。
アーモンドって、英語でAlmondだよね。綴りを覚えるなら、あるもんど。
なんてなことから「ある都。®」になりました。
はい。もちろん商標登録。®ちゃんととりました。
アルトバイエルンが同じ食品分野にいてひやひやしたけど、お菓子だし、ひらがな+漢字だしセーフ。
個包装
「京ここ。」は既に存在していたので、個包装は色を変えるだけでいいと思ったのだけど、「京ここ。」で、炭治郎みたいな格子柄が使われていて、ちょっと黒の四角■が重たく感じたので千鳥格子にちんまりリニューアル。
金と銀でシリーズ感。
ちょっとしたことなのに雰囲気が繊細になって気に入ってます。
ボックス
昨年、ポスト投函便商品を作ったときに、ポスト投函便用のスリーブをデザインしていたので、2箱がスリーブに入る形で作る必要がありました。3cm以下の薄っぺらい箱。直方体はつまらないので二つで1つになるような試行錯誤を重ねる。
色々紆余曲折あったのですが、「町家にしたい」という私の意見を半ば強引に押し通しさせていただきました。
京都のお土産として買ってもらうなら、京都感があるものにしたいから。
テーマとして、「京都に旅行に来た人が、雰囲気の良い街並みに惹かれて水彩スケッチをした」です。
ほのぼの感を出したくて、にゃんこもちらほら登場。
スタッフのおうちのハチワレお嬢さまと三毛です。
箱屋さんは初めキャラメルボックスで作ってこられたのですが、「パッカーンとあくのがいい!」という私のわがままで、変更してもらいました。(呼び名がわからない。N式みたいな開き方で横もかぶさるのん。)
紙は竹尾さんに相談し、アナログザラザラ感が欲しいので気包紙に。
個包装が金と銀なので、外側もほんのり「ある都。」は黄色くしています。アナログ感。
印刷の色がもうめちゃくちゃ大変だったのですが、長くなるのでここには書きますまい。
ボックスはシールで留めてるのですが、にゃんこの足跡デザインです。
社内ににゃんこ好きが多く、にゃんこの足跡をみんなでハイハイして再現して検証していました。
あとは中に入れる名刺大のカードも作成。
シリーズとしての商品名も欲しいな、と思い、勝手に命名。
「京の町家ぼっくす」
9月のギフトショーでお披露目して、10月から発売開始です。
想像以上の売れ行きというお話を聞いています。わーい。
やっぱり特に京都で好評とのこと。
まだ手直ししたいところはあるので、次の印刷の時にチョコチョコと直していきます。
2個セットは送料無料のポスト投函便がありますので、ぜひみなさまどうぞ(宣伝モード)
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